紙の留め具
Information
- Client: 株式会社 竹尾
- Category: Product
- Year: 2023
Text
TAKEO PAPER SHOW 2023
「PACKAGING—機能と笑い」出展作品
無数に存在するかのように思える紙のパッケージ。
しかし、“留め方”という視点からみると、
案外、その多様性は限られているように感じた。
ノリか、シールか、テープか、ヒモか。
どうしても紙とは異なる素材が混在してしまう。
でも、どうだろう。
“紙”で始まり、”紙”で終わることができたら、
それはきっと美しく、心躍るものになる予感がした。
パッケージの機能性と、紙本来の特性を組み合わせながら、
一つずつ解を導き出していく。
時には、紙が応力によってたわむことを前提にし、
時には、紙の引っ張り強さを活用することもあった。
それが、「紙の留め具」だ。
パッケージに取り入れるだけで、心地の良い違和感が生まれる。
思わず手にとって試したくなる。捨てるには名残惜しくなる。
繰り返し使うことで、“愛着”さえ生まれるかもしれない。
非常にユニークにも思えるし、
昔から既に存在していたようにも思える。
それもまた、紙という素材の魅力なのだろう。
Team
- Design: Toi Yamada (NEW)
- Design: rikito fujitani (NEW)
- Design: Shunta Sakamoto (NEW)
- Structure Development: UNBOX
Kカ